アメリカのポストパンク・バンド、スワンズがミュート・レーベルと契約、新作アルバム『To Be Kind』を2014年5月にリリースすることが明らかになった。
スワンズは、82年ニューヨークにて、マイケル・ジラが中心となり結成。80年代から90年代にかけ、ソニック・ユースと共にオルタナティヴ・シーンを牽引してきた。97年にバンドを解散するものの、2010年に再結成、その後、『My Father Will Guide Me Up A Rope To The Sky』(2010年)、『The Seer』(2012年)、と2枚のアルバムを発表している。今作にはセイント・ヴィンセントのほか、R.E.M.などで活躍、またキング・クリムゾンのバンド・メンバーとしても活動するビル・リーフリンらが参加。曲目などの詳細は追って発表される。(鶯巣大介)
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・マイケル・ジラ(フロント・マン)のコメント
ハロー、みなさん
スワンズはこの度新しいアルバムを完成させた。これを書いてる今この瞬間にマスタリングも終えようとしている。タイトルは『トゥ・ビー・カインド』("To Be Kind")。リリースは2014年5月。
このアルバムは僕がプロデュースし、尊敬すべきジョン・コングルトンにテキサスのエル・パソ郊外にあるるソニック・ランチ・スタジオで録音してもらい、残ったレコーディングやミックスはダラスにあるジョンのスタジオで仕上げた。僕らは昨年の10月初頭にリハーサルをソニック・ランチで開始し、その後すぐにレコーディングに入り、12月中旬にはミックスの工程を完了させた。
このアルバムの素材となった部分は、2012年~13年のスワンズ・ツアーの
ライヴをやっていく中で練り込まれ、メロディの大部分はスタジオの中で思い出しながら作っていった。
スワンズのメンバーは、マイケル・ジラ(G,Vo)、ノーマン・ウェストバーグ(G)、クリストフ・ハーン(G)、フィル・プレオ(Dr)、ソー・ハリス(Dr, Key)、クリストファー・プラウディカ(B)。
スペシャルゲストは、リトル・アニー(アニーはジュリア・ケントのストリングス参加曲「サム・シングス・ウィ・ドゥー」で僕とデュエットしている)、セイント・ヴィンセント(アルバム全体でヴォーカル参加)、コールド・スペックス(「ブリング・ザ・サン」でヴォーカル参加)、ビル・リーフリン(ドラム、シンセサイザー、ピアノ、ギター等多くの楽器で参加。彼はスワンズやエンジェルズ・オヴ・ライトへの多大な貢献をしてくれていて、またキング・クリムゾンのバンド・メンバーとして活動している)
マイケル・ジラより
・ダニエル・ミラー(ミュート・レーベル創設者)のコメント
私がスワンズと再び一緒に仕事を出来るなんて、もうどれだけ嬉しくて興奮してるか言いようもありません。再結成以来スワンズのライヴは際立って素晴らしく、私が今までに見聞きしたどのアーティストとも比較しようがない程です。
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Swans / To Be Kind
発売日: 2014年5月3日(日本先行発売予定)
参加アーティスト:セイント・ヴィンセント、コールド・スペックス、リトル・アニー、ビル・リーフリン
※トラックリスト、価格など詳細は後日発表