デイヴ・ハンター著『ギター・エフェクター実用バイブル CD付 自分らしいサウンドを出すために~歴史と基本原理、接続&トーン攻略まで[改訂拡大版]』(DU BOOKS刊)
初心者から高名なギタリスト、果ては名エンジニアまで幅広い人々に愛される名機が存在するギター・エフェクター。そんなギター・エフェクターを、基本からはじまり、そしてマニアックに理解する『ギター・エフェクター実用バイブル』が〈DU BOOKS〉より訳出された。
ギター少年たちが手に入れる最も手軽な音作りの機材でもありながら、同時にコレクターたちがしのぎを削るビンテージ市場まで存在するギター・エフェクター。癖のある名機たちはエンジニアや打ち込み系のアーティストもアクセントで使ったりと、その用途はギタリストのものだけではないわけです。簡単にも使える、だけど奥が深い、このギター・エフェクターの世界への理解をさらにぐぐっと深めてくれる1冊がこちら。英『The Guitar Magzine』誌の前編集長デイヴ・ハンターによる『ギター・エフェクター実用バイブル』。
50年に渡る発展史や、各エフェクターの基本的な構造/回路図などを掲載し、その原理を解説(付属CDでそのかかり具合の違いを体感できる!)。「ディストーション、オーヴァードライブってどっちがどっち?」なんて、初歩の初歩から、そしてアンプとギター、他のエフェクターとの配線や組み合わせなど実践的な解説やガイドも。各メーカーの名機、ビンテージ、そのクローンなど90機種以上も紹介。読んで理解、そして手元の機材で色々試すこともできる実践的な1冊となっている。(河村)