1月26日(土)に、六本木と銀座の2会場で行われるエルトン・ジョンのコンサートが面白い。
というのも本公演は、まさかの本人不在コンサート。それもそのはず、この日エルトン・ジョンは、アメリカのカリフォルニアでコンサートを行っているのだから。ところが、ヤマハが開発中の技術「RemoteLive」を用いることで、日本の会場に設置されたピアノが、現地のエルトン・ジョンの演奏と完全にシンクロして動き、彼の演奏をリアルタイムで自動再現してくれるのだ。もちろん、エルトン・ジョンの歌声やバック・バンドの演奏も、映像と共に生中継される。
最近では、ライヴやコンサートの生配信は決して珍しいことではない。だが、目の前にある本物の楽器が、遠くにいるアーティストの動きとリンクして実際に音を出すというのは、単なる映像配信と一味も二味も違う魅力があるだろう。この技術は現在ピアノでしか実現されていないようだが、将来的にいろいろな楽器に応用されれば、ライヴの楽しみ方がどんどん変わっていくことになるはずだ。
ヤマハが誇る最新技術を用いた、前代未聞の本人不在コンサート。誰でも無料で見ることができるので、ぜひ足を運んでみてはいかがだろう。
開演 : 14:20 (配信元の状況により、前後する可能性あり)
料金 : 無料 (六本木会場のみ整理券が必要)
詳細 : http://jp.yamaha.com/about_yamaha/125th_anniversary/ conc ert_elton_john/ ?t=130122