1972年に発売されたアナログ・シンセ、ARP Odesseyがまさかのコルグより復活することが発表された。
ここ最近、アナログ・シンセの名機たちがソフトウェアシンセではなく、しっかりとした実機としてさまざまな形で甦っているが、ついに名機、ARP Odesseyが復活する。しかも開発はコルグ。ARP Instruments 社共同創業者である David Friendをアドバイザーに迎え開発を行うということ。ARP Odesseyと言えば、1972年にその初号期がリリースされ、ARP社が倒産する1981年まで流通していたシンセ。YMOなどの楽曲にも使用され、現在でもヴィンテージ・シンセとして25〜35万ほどで取引されている人気機種だ。この名機が、MS-20 miniや、組立MS-20 kitといったビンテージ・シンセを高い精度で復活させ、そしてVolcaシリーズなどアナログ・シンセの新たな可能性を突き詰めるコルグによって甦る。これは電子楽器ファンにとっては、朗報と言えるだろう。
(河村)