以前、こちらで報じた、ローランドのドラムマシン・クラシック、TR-808復活かというニュース。ついに、その真相が、そしてアメリカでのリリースが決定したようなのでお伝えしよう。
先日のこちらのニュースでもお伝えしたように、さきごろ、ローランドのアメリカのページにて“AIRA”と呼ばれるブランド名にて、TR-808のニュー・ヴァージョン開発中と思わしき動画が公開され話題になった、ローランドの新ドラムマシン。このたび、その他のシンセなどともに、やはり“AIRA”というブランド・ネームとともに、同ブランドのシンセなどとともにアメリカでリリースされた。
やはり先日リークされた上記の写真は、今回リリースされたTR-808やTR-909といったローランドの名機を継ぐべき開発されたニュー・ドラムマシン(RHYTHM PERFORMERと名付けれている)で、当時のアナログの音質を再現したもの。正式名称をTR-8となっている。
今回は4台の発表があり、その他、3台は、TB-303の遺伝子を受け継いだと言えそうなTB-3(TOUCH BASSLINE)、そしてオートチューン、ボコーダー的なVT-3(VOICE TRANSFORMER)、さらにはシンセの名機、SHシリーズを彷彿とさせるSYSTEM-1(PLUG-OUT SYNTHSIZER)だ。
AIRAのコンセプトは、やはりTB-303やTR-909といった器機を参考にしていることからもわかるように、やはりクラブ・ミュージックにひとつ力点を置いているようだ。
日本語では、現在のところAV Watchの「藤本健のDigital Audio Laboratory」、などで知られる評論家の藤本健氏のブログ“DTMステーション”に詳しい。
「808、909、303の音を忠実に復刻。Roland AIRAがベールを脱いだ!」
http://www.dtmstation.com/archives/51887614.html
なお、この記事によれば、日本でのお披露目は3月1日に恵比寿ガーデンプレイスで行われるSynthBarになるとのことだ。恐らく、日本発売もそれ以降といったところだろう。
(河村)
AIRAの各モデル、詳細はローランドUSのホームページ上の各機器ページにて
TR-8
http://www.roland.com/products/en/ TR-8/
TB-3
http://www.roland.com/products/en/ TB-3/